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数ある障害物を跳ね退けて惹かれるだなんて奇跡である。どこででもそれが起こり得るとは到底思えない。

何があっても嫌いになりたくない。嫌いになれないならこの命尽きるまでどうかこのままで。

幸せになってほしい。どうか温かな安堵のもとにそれを知ってほしい。この手でなくたって構わない。

でもあの言葉だけ鵜呑みにしよう、と思う。眠れない夜くらい感傷の上を歩いて酔ってもいいだろう。誰にも文句は言われない。

許される限りあと少し隣に。

2012/09/15 royalpain

04:40