Seize the day

悟りの境地で鬼ダンス

【和訳】「Backseat Serenade(Acoustic)」ーAll Time Low

 

youtu.be

 

 

 

 

 

アレックス・ガスカァスの文才光るこのナンバーを。

 

またオールタイムロウかよと思ったでしょう。だがよく見てください、アコースティックバージョンを引っ張り出してきてますよ。こんなニッチなん聴いてくれよるひと何人くらいおるんやろ。

 

ワーナーミュージックジャパン、和訳するごとに100万円くらいくれんかな。

 

それはそうとアコースティックは2013年リリースでしたっけ。まあいいや。

歌詞は通常バージョンと一緒なのでご安心を。

しかしですね、アコースティックはinterludedeで「I'm on my toes, and there she goes again~~~」という歌詞が加えられて〼。ここが目の付け所。

相手の女性の呼称はずーっとyouなのですが、このパートだけsheになってるんですよね。

いや深いわ・・・アコースティックやけんか物語みたいにあえて仕立てて、切なさを押し出してくるなんて。大好きです。

 

 

 

 

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[Verse 1]
Lazy lover, find a place for me again
めんどくさがり屋の恋人よ、もう一度僕に居場所を与えてほしい
You felt it once before, I know you did
この気持ちを君がわざと何度も置き去りにしてるのは
I can see it
お見通しだよ
Whiskey princess, drink me under, pull me in
君はウイスキープリンセスだ、僕を酔わせて虜にさせて
You had me at "Come over, boy, I need a friend"
「友達なんだからまた会おうよ」だなんて
I understand
そうして僕らは始まった


[Chorus]
Backseat serenade, dizzy hurricane
君は後部座席から流れるセレナーデで、目もくらむハリケーン
Oh, God, I'm sick of sleeping alone
おかげで僕はひとりじゃまともに寝られなくなった
You're salty like a summer day
君は夏の日みたいに甘酸っぱい人
Kiss the sweat away to your radio
ラジオの音楽に合わせてキスしたら汗を拭えるよ
Backseat serenade, little hand grenade
君は後部座席から流れるセレナーデで、小さな手りゅう弾
Oh, God, I'm sick of sleeping alone
おかげで僕はひとりじゃまともに寝られなくなった
You're salty like a summer day
君は夏の日みたいに甘酸っぱい人
Kiss the pain away to your radio
ラジオの音楽に合わせてキスしたら痛みも拭えるよ

 

[Verse 2]
You take me over, I throw you up against the wall
言いなりになるのが嫌で、君を試したこともある
We've seen it all before but this one's different
僕たちは何度こんなことを繰り返すんだろう
It's deliberate
今度こそ同じ気持ちだと信じたい
You send me reeling, calling out to you for more
よろめきながらでも君がほしいから声を張り上げる
The value of this moment lives in metaphor
僕の価値が見出されるのは歌詞に乗せた比喩の中でだけ
Yeah, through it all
だからここでさらけだすよ

 

[Interlude]
I'm on my toes, and there she goes again
こちらが気を張ってたとしても、彼女はそっけなくて
The final throes of summer time well spent
二度と戻らない夏がくれた恋というこの拷問
Oh, there she goes
彼女にとってはなんてことなくても

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自分で仕上げよって爆笑したんですが、Aメロ

I understand
⇒そうして僕らは始まった

これ意訳すぎる。わたし文筆業のひとつとして翻訳家としても飯食ってるんですが、ひいきしすぎでしょうこれは。まあでもそういうことですからね。だってこのunderstandって前文で説明されてるように、誘われるがまま君に会って⇒恋して⇒狂ってしまったという、『現実』に対して「はい!オッケーです!!アンダースタンド!」って言ってますからね。惚れた側にも責任はある、相手の魅力に屈しますよ、あなたのためなら何者にでもなりますよ、といった、アレックスお得意の男性心理についてでしょう。

 

 

 

 

2022/11/14 royalpain

 

21:59